目次

0章 はじめに
1章 無双するための基本戦略
 1-1.就活はゲーム。ノウハウを学びレベルを上げろ!
 1-2.とにかく選考を受けろ!
 1-3.まず一つ内定を獲れ!
 1-4.面接力に再現性を構築せよ!
 1-5.とにかく人に頼れ!
2章 圧倒的な勝利を掴む自己分析
2-1.「論理性」で自己分析を極める
 2-2.「一貫性」で圧倒的な差をつける
 2-3.「具体性」で勝負を決める
3章 トップ企業に内定するガクチカの作り方
 3-1.構造的にガクチカを整理する
 3-2.自らの思考を表現すると魅力度が3倍増しになる
 3-3.想いや人間味の入れ込み方
4章 面接官が笑顔で頷く志望動機の作り方
 4-1.志望動機の構成
 4-2.就活の軸とやりたいことの答え方
 4-3.WHY業界/職種/規模等の答え方
 4-4.WHY御社の答え方
5章 絶対に欲しいと思わせる自己PRの作り方
 5-1.ガクチカから抽出
 5-2.再現性を言語化
 5-3.獲得背景を言語化
 5-4.因数分解で強みを洗練
 5-5.HOWで情景を伝える
6章 最高得点を獲得するGD・インターン対策
 6-1.GDの鉄則
 6-2.基本のフレームワーク
 6-3.議論を進める問いの立て方
7章 コラム
 7-1.社員訪問ノウハウ(準備編)
 7-2.社員訪問ノウハウ(当日編)
 7-3.キャリアビジョンの答え方
 7-4.ベンチャー企業の突破法

0章 はじめに

筆者紹介

総合商社に勤務し、まちづくり・DX・MaaS領域の事業開発に従事。趣味で採用・キャリア領域の事業経営を行う。「人は誰でも輝ける」をモットーに数々の就活生をサポート。独自に極めた再現性のある就活ノウハウにより超難関企業への輩出実績多数。2021年に「選抜型就活コミュニティFRONTIER」を創設。

こんにちは!本書は私が運営する就活コミュニティFRONTIER内で配布する就活対策テキストとして作成しました。人生の大きなターニングポイントである就職活動において正しい戦略・ノウハウを身につけ、自分がやりたい仕事や事業、目指すキャリアを最短距離で、全力で勝ち取ってください。FRONTIERでしっかりと頑張れば、間違いなく良い結果となります。それは過去FRONTIERに所属していた先輩方が証明していることです。他のどんなコミュニティよりも充実したコンテンツと実績があります。一緒に頑張っていきましょう!

1章 無双するための心構え

1-1.就活はゲーム。ノウハウを学びレベルを上げろ!


最初に結論を申し上げます。就活はゲームです。RPGです。誰もがレベル1から始まります。正しい方法でレベルを上げ、目標としている内定レベルに到達すればクリアです。内定が出ます。

RPGでは当たり前ですよね。ポケモンでもドラクエでも、必死にレベル上げをして、四天王やラスボスに挑戦します。
しかし、なぜか就活においてはこのレベル上げをしないで瞬殺される学生が非常に多く見られます。

大学受験ではどうだったでしょう?目指している早慶・東大。最初はみんなE判定です。必死に英単語を覚えて、文法を覚えて、基礎を固めて、少しずつ偏差値を上げていくものです。

ところが就活ではノー勉で早慶クラスの企業群の内定が貰えると思っている学生が大量発生。トレーニングなく難関企業へ内定することは帰国子女&体育会&起業経験あり&理系院生のスーパー学生でない限りあり得ません。

1-2.とにかく選考を受けろ!

とにかく自己分析、、、と机に向かっていても一向に就活力は上がりません。TOEICも定期的に試験を受けながら同時並行で基礎勉強をするのが良いのと同様に、インプットとアウトプットを両輪で回しましょう。
どんな質問がされるのか?どのレベルが求められるのか?それは本番を通じて体で感じるのが一番です。求められるアウトプットを明確にイメージした上でインプットを行いましょう。

志望していない業界も受けるべきですか?という質問も多いですが、学生という非常に視野が狭い状態で自分に適した/行きたい業界を最初から絞る、というのはそもそも不可能に近いです。とにかく色々な業界、色々な会社を受けまくり、経験を積みながら内定を沢山獲得し、最後に一番自分に合った場所を選ぶというのが理想的な就職活動の進め方です。そのような進め方をした方が、最終的によりハイランクな企業の内定を獲得でき、また、ベストなキャリアを選べる可能性が高くなります

1-3.まず一つ内定を獲れ!

就職活動の序盤からトップ企業ばかり受けていてはいけません。最初はどれだけ小さくても、どれだけ無名な企業でも構いません。とにかく一つ内定を取るという経験が重要です。どんなに小さい企業でも、ガクチカ、志望動機、自己PR等の内容をしっかりと説明できるレベルになければ内定は出ません。ボコボコに詰められたり、盛り上がったり、色々な経験をしながらまずは1周ゲームをクリアするのです。そうすると次からは2周目。全体像がわかります。面接官を笑顔にする勘所がわかります。どこまで熱意を伝えれば握手ができるのかわかります。まず一つ内定を取って初めて、真のスタートライン、無双モードの入り口に立てるのです

常に正のスパイラルで進めましょう。難易度の低い所から受け、自信を獲得し、内定が内定を呼び、上昇気流に乗って就活を進める。プライドが邪魔をして、人気の企業ばかり受けて落とされまくって負のスパイラルに入ると中々出られません。(毎年、早慶等のプライドの高い学生の大部分は言うことを聞かずに出鼻を挫かれてから気付きます・・・)
勿論、興味の無い企業ばかり受けていてもつまらないので、バランスです。業界や難易度を幅広く受けることが重要です。10月頃までに、一つ目の内定を獲得することが目標です。

1-4.面接力に再現性を構築せよ!

一つ内定を獲得したら、二つ目、三つ目を積み重ねていきます。5個程度内定が取れると、だんだんと面接に再現性が出てきます。ちょっとした笑いを取る自己紹介トーク、ガクチカのクライマックス、志望動機の刺し方、他社をちょっとディスってみる、ウケのいい逆質問など、自分なりの武器がはっきりと見つかり定着してきます。志望動機の作り方なんかも、本質的なロジックの組み方はどの業界も変わらないので、どんな業界を受けても突破できるようになってきます。この状態を本命企業の選考前に作り上げます。

1-5.とにかく人に頼れ!

就活無双した先輩たちに最も共通していることは、人に頼りまくっていたと言うことです。逆に失敗する学生の典型例は自己流で進めるパターン。自分自身を言語化することや、企業の志望動機を説得力を持って構築するということは簡単ではなく、第三者による客観的なアドバイスが極めて重要なのです。幸い、皆さんはコミュニティに所属し、いつでもメンターに相談できる環境にあります。徹底的に確認してもらい、徹底的に模擬面接をしてもらってください。とにかく頼りまくってください。それが一番の近道です。

2章 圧倒的な勝利を掴む自己分析

就職活動ではガクチカ、志望動機、自己PR・・などが求められる、ということは間違いではないですが、本質はそこにはありません。本質は、『論理性』『一貫性』『具体性』この3点です。この章では就職活動で無双するための実践的な自己分析をお届けします。

2-1.「論理性」で基盤を固める

面接のワンシーンから。

面接官)やりたいことはなんですか?
 学生)環境問題に取り組みたいです。
面接官)その背景を教えてください。
 学生)環境問題が深刻だからです。
面接官)・・・

流石に、「環境問題が深刻だから」と答える人はいないと思いますが、長々と同レベルのことを話している学生は多く見受けられます。一般論は理由になりません。ではなぜ食料問題ではなく、移民問題でもなく環境問題なのでしょう?なぜあなたがやる必要があるのでしょう?(わざわざあなたがやらなくても他の人がやってくれます。)なぜ“多くの問題の中で”“あなたが”やりたいのでしょうか?それはあなた独自の価値観であり、あなた独自の経験から生まれている「主張」なはずです。

このように、面接は複数の「主張」と「根拠」の組み合わせをいかに面接官に伝えるかというコミュニケーションに収斂します。

一つ一つの主張に対して丁寧に根拠を用意することが最初のタスクとなり、FRONTIER生は「主張根拠表」で徹底的に整理を行います。
参考に、以下に例を載せておきます。

(主張)事業開発に取り組みたい。
(根拠)長期インターンで新規事業の立ち上げに携わり、自らの思考と行動により、新たな価値提供の仕組みを作り上げてきた。世の中の不を解消し、ユーザー一人一人の喜びを生み出すことに強くやりがいを感じたため。

(主張)私の強みは信頼関係を築き、仲間づくりができることである。
(根拠)私は大学の部活動で様々な改革に取り組んできた。その際、一人で実行することは困難であった。メンバー一人ひとりと今後の部の在り方について熱くビジョンを語り合ったり、自らが率先して雑務やトレーニングをこなすことで信頼関係を築き、仲間づくりをしてきた。そのような経験はアルバイトなどでも共通しており、私の強みであると考える。

上記の例から分かる通り、シンプルな主張に対して自分の実体験をベースに論理的に説明できていれば、良い根拠と言えます。反対に、下記のようなパターンは即アウトです。

・根拠がない(根拠が一般論)
 「一般的に課題だと言われているので・・・」
・主張に対して根拠が小さい
 「1週間だけ海外に行きまして・・・」
・複数の要素が主張に入っており全てを支えられていない
「海外でITを活用し環境問題に取り組みたいです」と言えば、WHY海外、WHY IT、WHY環境問題の3つそれぞれの根拠が必要であるが説明できない。

2-2.「一貫性」で圧倒的な差をつける

就活無双する学生の特徴的な共通項は、「一貫性」が磨かれまくっているということです。一貫性がある、とは過去の経験から、志望動機、自己PR、将来やりたいこと等が同じロジックで繋がっているということです。この場合に、人間の脳の構造上、非常に高い説得力と理解のしやすさを作ることができます。

私の就活時の「一貫性」を例として、総合商社用のロジックを説明すると、

<ガクチカ>
マイナースポーツで指導者がいない環境でチームの新しい制度作りや戦略作りなどの改革を行った。
⇒主体的に仕組みづくりに取り組み、非常にやりがいがあった。また、この環境で強く主体性を培った。

<軸(=キーワード)>
主体性/仕組みづくり

<志望動機>
主体的なカルチャー/事業開発ができる
<自己PR>
圧倒的主体性
<やりたいこと>
事業開発

のように、全ての要素が同じロジック(同じ根拠)で説明でき、繋がっていると非常に強い一貫性となります。

2-3.「具体性」で勝負を決める

面接では勝負を決めるポイントがあります。まさに最終面接。内定を出すかどうかの判断。ここで確実に内定を掴み取る学生は「具体性」が違います。例えば、先ほど私の例でやりたいことは事業開発であると記載しました。

ここで思考を止める学生は落選。更に深めて解像度を上げられる学生は内定です。事業開発って具体的に何をやりたいのか。そもそも、事業開発をすることで、世の中をどうしたいのか。具体的なビジネスはあくまで具体例でいいのでいくつか列挙できることが重要です。更に、具体的なビジネスモデル、事例、他社動向、登場する事業者、業界の歴史と将来、、、など、どれだけ詳細に、具体的に話せるかが勝負の分かれ目です。徹底的にインプットしてきている学生は熱意もあり非常に魅力的です。そこまでやりきってください。

私の例(総合商社用)では理系院生のストーリーから、「先端テクノロジーを扱いたい」という主張をサブとして追加。また、根源的なモチベーションとしてガクチカ等から①「人に夢を与え一緒に実現したい」②「陽の目を見ないものに陽を当てたい」を言語化しました。

その上で具体的にやりたいビジネス例として、水素エネルギーやMaaS等の先端テックについて調べ上げ、OB訪問でも担当者を周り、他社のプレスリリースを含め全てインプットした状態で面接に臨んでいました。

やりたいことに具体性を出したことでサブの主張は増えましたが、当然それぞれの主張に根拠が必要です。

このように思考を整理し、構造化することが”内定に繋がる”自己分析の進め方です。私の例では総合商社用として記載しましたが、実践的な自己分析としては目指す業界ごとに適したロジックを組むことが重要です。そもそも自分の経験ではロジックを組めない、無理やり組んだが腹落ちしない、ということであればその業界は自分の適正に合っていない可能性が高いです。(経験の切り取り方が悪いだけであれば、メンターのサポートによって解消できます。)

FRONTIERには就活を極めた超優秀なメンター陣が揃っていますので、主体的にコミュニティを活用して吸収してください。

3章 トップ企業に内定するガクチカの作り方

【基本】
・「課題解決」と「モチベーション・やりがい」の2軸構成です。
・自分の強みや会社に求められている能力が読み取れるように書けるとベターです。

3-1.構造的にガクチカを整理する


まずは、課題解決軸で各パートに分けてまとめていきましょう。

<基本構造>
課題(=現状と目標のギャップ)
原因(課題が発生している真因を深掘り)
施策
結果  

まずは取り組んだこと(=施策)を列挙していき、それによって解決されたことを「課題」として後付けで良いので整理。課題-原因-施策-結果の整合が取れるようにしっかりと精査してください。

FRONTIERの先輩たちのESを見ることができる「ESライブラリー」を参考に、まずは真似で構わないので基本的な構成をマスターしてください。

3-2.自らの思考を表現すると魅力度が3倍増しになる

課題解決の基本構造を捉えた上で、戦略や気づきなど、自らの思考を前面に表現することで何倍も魅力的に見せることができます。下記に私が良いと思った例を載せておきます。

採用支援事業の立ち上げと拡大だ。6人のメンバーで採用イベント・webサービス・人材紹介の体制構築を1から作ってきた。その中でも特に1.新規法人顧客獲得方法の改善と体系化と2.新メンバー定着の課題解決に取り組んだ。1については大量に営業を行う中で、「企業ごとに異なるニーズを理解する」ことが重要であると気づき、①雑談ベースでヒアリングの実施②採用課題の発見③課題解決としての提案という流れを確立した。また、企業の選定や知見の体系化など全体管理を行った。2について、当事者意識を形成し持続させるためには「いかに早く成功体験を積ませるか」が重要であると気づき①とにかく早く全体像を理解させ②担当プロジェクトを明確に与え③全力で支援して成功させることで実現した。このような努力の中で大手企業が参加する大規模イベントの開催や、メンバー定着率100%の組織作りに成功し初年度の売上100万円まで事業を成長させた。

3-3.想いや人間味の入れ込み方

上記の基本構造がしっかりと作れた上で、より差別化をしていきたい場合はモチベーションや想いを言語化することでより魅力的にすることが可能です。

参考に、私が就活生だった頃のガクチカ400字がモチベーションや想いを強く表現したものですので、見ていただくとイメージが掴めるかと思います。(一方でこの部分に字数を使いすぎると肝心の取り組み内容が薄くなるためバランスに注意)

体育会〇〇部での活動である。私は小中高の部活動でレギュラーと控えを行き来し、悔しさを常に抱えていた。大学で〇〇(マイナースポーツ)に出会い、自分の価値を証明したいという一心で打ち込んだ。指導者がいない環境で努力することで初めて主体性を獲得し、主将として全国出場という目標に挑戦した。当初の、「勝てない」という課題の原因は以下の2つであると仮説を立てた。1.身体能力の高い選手が少ない。2.選手に主体性を持たせる組織作りができていない。そこで以下2つの施策を行った。1.動画分析から改善方法を言語化し、独自の組織的な戦略を構築した。2.常に目的意識を持つように働きかけると共に、縦割り制度や下級生試合を導入した。このような努力の結果、創部以来初の全国出場を果たし、その時の全員が泣き笑っている空間に人生で最も幸せを感じた。この経験から、皆の夢を実現する事こそ自分の価値を証明する方法であると気づいた。私はこれからも皆の夢を実現していきたい。

それぞれの文章の意図について、下記にて解説します。

「体育会〇〇部での活動だ。私は小中高の部活動でレギュラーと控えを行き来し、悔しさを常に抱えていた。
まずは下げる。そして悔しさという感情ワードで共感を生む。下克上としてのストーリーを、大学の部活自体だけでなく、自分自身のスポーツ人生にも照らし、更に共感を作る。

大学で〇〇(マイナースポーツ)に出会い、自分の価値を証明したいという一心で打ち込んだ。
自身の価値を証明したい→モチベーションが提示されているので、頑張っている理由がわかり、引き込まれる。〜一心で打ち込んだ→必死感を演出。

指導者がいない環境で努力することで初めて主体性を獲得し、主将として全国出場という目標に挑戦した。
納得感のある強みの獲得背景。目標の明示。挑戦というキーワードを入れ、魅力的に。

当初の、「勝てない」という課題の原因は以下の2つであると仮説を立てた。
原因という階層を設定する事で思考してる感をアピール。仮説を立てるというキーワードで思考感を強調。

1.身体能力の高い選手が少ない。2.選手に主体性を持たせる組織作りができていない。
端的に原因の提示。身体能力が高くない→仕方ない要因だがどうやって解決したの?と気になる。選手に主体性を持たせる組織作りができていない→組織作りという視座の高さと主体性を持たせるというとこで自身は既に当たり前に主体性を持っており、次のステップにいることをアピール。

そこで以下2つの施策を行った。1.動画分析から改善方法を言語化し、独自の組織的な戦略を構築した。
動画分析等で知性アピール。実際の面接では、理系としての抽象化思考を生かし、様々な具体的なプレーから、成功法則を抽象化。日本のサッカーのような組織的なプレーを一から構築したというエピソードを当てた。

2.常に目的意識を持つように働きかけると共に、縦割り制度や下級生試合を導入した。
商社などが大好きな組織作りエピソード。実際の面接では全ての練習を刷新すると共に、その意義・目的を名言化した資料を作成し共有。ミーティングでも丁寧に目的ベースで議論したというエピソード。縦割り班制度の目的も、上級生に自覚と責任を持たせることが目的。対外試合時に下級生試合を毎回行うことで、そこを目的とした日々の練習という意識付けを行ったというエピソードなどを当てた。

このような努力の結果、創部以来初の全国出場を果たし、その時の全員が泣き笑っている空間に人生で最も幸せを感じた。
結果のアピールだけではなく、自分の人生で最も幸せを感じた瞬間について語る事で、強い原体験であることを印象付け、根拠としての強度をアップし、未来に繋げる。感情・情景豊かに。人の幸せ=自分の幸せという構図を示唆。

この経験から、皆の夢を実現する事こそ自分の価値を証明する方法であると気づいた。私はこれからも皆の夢を実現していきたい。
自分の価値を証明したい。という視座から、人を幸せにする事がより一層の自分の幸せであるという視座へのステップアップをアピール。人間としての成熟性や人間性が伝わる。最後に、将来やりたい事、モチベーションを示し、未来の話(志望動機など)に繋げる。

4章 面接官が笑顔で頷く志望動機の作り方

4-1.志望動機の構成

①就活の軸(1~3個程度)
②WHY業界/職種/規模等
(①を満たすための条件と、A社の業界が第一志望である理由)
③WHY A社
(①②を満たす複数の企業と、A社が第一志望である理由)

300万社以上の企業からA社が第一志望であるとロジカルに説明するには段階的に絞っていくことが必要となります。①就活の軸をもとに、②でギュッと業界や職種、規模を絞り込みます。
その上で、それを満たす企業はまだ100社くらいあるでしょうから、その中でもA社を志望する理由を説明していきます。

*就活の軸や受けている業界を答えた際に、「うち以外に受けてる会社を教えて?」と聞かれ、全然一貫性がなかったり、その業界の企業を全然知らなかったりして落とされる例が散見されます。

4-2.就活の軸とやりたいことの答え方

3つ程度の軸を設定する際、その面接で言いたい(=A社の)業界を絞れるのであればどんな構成でもOKですが、おすすめは下記です。

①実現したいビジョン・世の中に提供したい価値
②自らの強み「〜〜〜」を最大限に活かせる
③会社の規模、フェーズ、カルチャー他

*必ずしも全部必要な訳ではないですが基本的に①は必須です。
*ここで話さずにWHY A社に持ち越す、などの調整も往々にしてあり、どのタイミングでどれだけの情報量を出すか、というコミュニケーション上の調整となります。

<①実現したいビジョン・世の中に提供したい価値>

「A社が世の中に対して提供している価値」
例えば商社であれば、下記のような「主張」が例として挙げられます。

・「多くの関係者を巻き込むオーガナイザーとして貢献したい」
・「ゼロイチでビジネスの仕組みを作りたい」
・「人と人、企業と企業を結び価値を創造を創造したい」

しっかりと業界理解を行い、A社が提供している価値を外さないことが絶対条件です。その上で、「主張」を説明するための「根拠」自分の経験(主にガクチカ)から説明できるようにする必要があります。

また、「多くの関係者を巻き込むオーガナイザーとして貢献したい」などという場合、提供価値でありつつも、比較的機能に近い表現のため、オーガナイザーとして貢献したその先に、世の中をどう良くしたいのか。という部分が聞かれるor自ら表現していく必要がありますので、その部分の言語化もお忘れなく。

<②自らの強み「〜〜〜」を最大限に活かせる>

一貫性のあるストーリー作りをしている場合、①と抽象レイヤーでは同じ内容になるはずです。その上で、強みを一段階具体化して説明することが重要です。例えば、「多くの関係者を巻き込むオーガナイザーとして貢献したい」と①で言っていますので、自分の強みは下記のような形がフィットしますね。

・「当事者意識と相手目線による信頼関係構築力を最大限に活かせる」
・「ビジョンを描きモチベートする、リーダーシップを最大限に活かせる」
・「圧倒的主体性による巻き込み力を最大限に活かせる」

<③会社の規模、フェーズ、カルチャー他>

主にベンチャー企業や業界下位企業などを受ける際に有効です。

・大きい企業に入るのではなく、小さい企業を自らの貢献で大きくしたい。
・若手からチャレンジを推奨してくれる企業

などなど。

4-3.WHY業界/職種/規模等の答え方

ここでは、「就活の軸」と自然に接続していることが重要です。
その上で、いくつかの業界群が出てくるのであれば、この段階で切りましょう。例えば、総合商社A社を受けているとして、下記の軸を設定したとします。

①「多くの関係者を巻き込むオーガナイザーとして貢献したい」
②「当事者意識と相手目線による信頼関係構築力を最大限に活かせる」
③「若手からチャレンジを推奨してくれる企業」

①②から、総合商社、デベロッパー、ゼネコン、電博などの上流系でプロマネをする会社が当てはまってきます。なので、総合商社を中心に見ていると答える場合、総合商社>デベロッパー、ゼネコン、電博などである理由を聞かれる可能性はあり、答えられるように準備ください。方針としては2つあり、論理的であれば何でもOKです。
・総合商社が①〜③の軸を最大化することを説明
・別の切り口を追加し、総合商社が第一志望であることを説明

また、この段階で「営業職」「ミドルベンチャー」などの切り口で絞ることも有効です。

その上で、各業界の特徴・ビジネスモデル・提供価値を言語化し、自分の経験から生まれた就活の軸が当てはまり、その業界で働きたいことがロジカルかつ熱量を持って説明できれば通過です。

参考までに、私は「自らの思考と行動で新しい仕組みを創りたい」という一点で商社業界の志望動機を話していたので、軸の数や強弱等、面接に応じて調整するなど自分なりの解を見つけてください。

参考に、私が当時商社業界で志望理由を聞かれた際に答えていたトークを載せておきます。

総合商社では、政府や研究機関、メーカーなどあらゆる企業を巻き込み、時には合弁会社を作るなど、あらゆる発想・行動・手段によって、ビジネスにおける仕組みを作り、推進するという役割があると考えています。私はマイナースポーツという、何も体系化されていない環境で、自らの頭で戦略を構想し、自らの手でチームに実装することで、チーム力を最大化するような仕組みを作ってきました。そう考えた時に、総合商社こそ、私が最もやりがいを感じられる、自らの思考と行動で新しい仕組みを創り上げるという仕事ができると考え、志望しています。

4-4.WHY御社の答え方

業界や職種、規模まで絞ったらA社のカルチャーや規模といった面から、自分との共通項を見つけ、A社が第一志望である理由を説明していきます。
例えば、WHY業界で総合商社まで絞れているのであれば、双日の面接で軸③を使うと、「これから更に会社を盛り上げていくフェーズで、まさに若手からのトライが必要であり全面的に推奨するカルチャーがあるとOB訪問の中でお伺いした。また、今までお会いしたどんな会社の方よりも、皆まさが大きなチャレンジの真っ只中で非常に魅力的だった」などのトークで訴求できます。

ポイントは、自分の中で一番に感じた、と主観で言い切ることです。主観は誰にも否定できません。(その主観を作るために、OB訪問訪問等が重要です。)

各企業の研究が必要になるので、私の過去ツイートでの個別企業の分析をご覧ください。

こちらも参考までに、私が当時伊藤忠商事の面接で話していた商社の中でも伊藤忠商事を志望する理由について載せておきます。

私が大切にしている価値観として『常に泥臭く、勝ちにこだわり、どんな逆境からでも下克上する』というものがあります。これは体育会の活動で、弱小チームから這い上がり、目の前の勝ちに拘り、全国レベルまで成長させる過程を、非常にモチベーション高く取り組めた経験から言えることです。私は御社の社員10名以上とお会いする中で、皆様から同様の想いを強く感じました。この気質は御社が他商社に対して下克上的に結果を出されてきたことからも伺えます。以上から、御社が最も、私の大切にしている価値観とフィットしていると考え、志望致します。

5章 絶対に欲しいと思わせる自己PRの作り方

5-1.ガクチカから抽出

まず、強みはガクチカから抽出することが必須。強みは「最も力を入れた経験」で最も発揮されているはず。面接でガクチカを事前にインプットしているのでガクチカに紐づいているのが最も一貫性を出せる。ガクチカから抽出する際の問いはこれら。

・なぜ周囲のメンバーではなく自分ができた?
・なぜ先輩たちはできず自分ができた?
・どのような環境(負荷)の中でやり切れた?
・どうやって困難を乗り越えた?
・その際の思考における強みは?
・その際の行動における強みは?

5-2.再現性を言語化

STEP1で出てきた強みはきっと他の場面でも発揮されているはず。中学、高校の部活では?バイトでは?面接でも再現性を伝えることで確固たる強みとして評価される。

ex)『人の心を動かす力』は他の場面で発揮された?
「私は人の心を動かすという一点において誰にも負けません。部活動でメンバーの心を動かすということもしてきましたし、営業のアルバイトでお客さまの心を動かすということもしてきました。」

5-3.獲得背景を言語化

その強みはどこで培われた?主に幼少期の環境要素であることが多い。あるいはカレッジスポーツや起業経験など大学で特殊な環境に身をおいた場合など。

ex)『仮説構築力』の獲得背景は?
「自身の仮説構築力が部活道での改善に繋がりました。理系として、常に因果関係を考え課題の仮説設定を行う元々の思考癖が更に昇華された結果だと考えています。」

5-4.因数分解で強みを洗練

洗練させるために重要なのは因数分解。ある強みを構成する要素を3つに分解し具体性を上げる。その中の特に自信のある部分にフォーカスする。

ex)『リーダーシップ』のどんな要素が強みなの?
「リーダーシップは構想力×実行力×心を動かす力に分解できると思っています。私は人の心を動かすという一点において誰にも負けません。それによって強くリーダーシップを発揮してきました。」

5-5.HOWで情景を伝える

その強みをどのように発揮したのかを伝えることで会社に入ってから発揮してくれそうなイメージを具体的に持ってもらう。

ex)『人の心を動かす力』どうやって動かす?
「部活道のメンバーに対しては結局、①自身が誰よりも努力する②チームの目標とビジョンを明確化し強く語る。この2点によって、あいつと一緒に夢を見たいと、本気でそう思わせられるかだと思っています。」

6章 最高得点を獲得するGD・インターン対策

大前提、GDやインターンで活躍するためには自力でケース問題をどんどんと解けるようになることが一番の近道です。それを前提として、GDやインターンで活躍するための対策を記します。

6-1.GDの鉄則

1.グループワークを課す意味を理解せよ
就職活動では、GD(グループディスカッション)やインターンの本番など、あらゆる場面で『グループワーク』を課す企業が多いです。これはグループワークが、複数の就活生の能力を、よりビジネスに近い状態で観察できる手段だからです。仕事を進める上で多くの場面で『会議』があり、複数人とのディスカッションを経て、ビジネスが前に進んでいきます。それに見立てて、GDやインターンでは、傾聴力、発言力、積極性、責任感、論理的思考力、相手を尊重する姿勢など、様々な要素を観察することが出来るというわけです。

2.GD開始前数分のアイスブレイクでチームワークが格段にアップ
GDを始める前には必ず世間話をして交流しておきましょう。これはみなさんが思ってる以上に重要です。グループワークが何倍も円滑になり全員の通過率が上昇します。特に、人事が見ている場合、アイスブレイクをリードしている人をチェックしている場合があります。

3.人の話を聞かない、退屈そうにするやつはまず落ちる
『傾聴力』は見られている要素のうちの一つです。いくら発言の量や質が良くても人の話を聞こうとしなかったり、見下していたり、退屈そうにしている人は間違いなく落ちます。コミュニケーションする上で当たり前ですよね。一緒に働きたくないです。

4.前のめりで参加せよ
面接官側から見て、積極的にディスカッションを前に進めようとしているか、何となく流れに乗っかっているだけかは一目瞭然です。勿論前者であることは絶対条件。

5.ホワイトボードの使用を提案
これ終わってから気づくケースがあります。面接官側から指示されない場合でも、ホワイトボードがあったら使うことを提案しましょう。それだけで好印象です。

6.難しい単語が資料に入っていたら誰よりも先に意味の確認
知ったかぶりをして進めず、分からないものを分からないと素直に言えることは好印象です。それを試すために人事がわざと難しい単語を資料に含めているケースがあります。

7.資料を読み始める前に目的とアウトプットイメージの明確化を提案
資料を読んで議論をするパターンのGDやワークも多いと思います。ほとんどの学生はいきなり読み始めます。10分後に共有!みたいな感じで。少し優秀なグループでは、読む範囲の担当を分けて読み始めるケースもあるでしょう。しかし、一番高評価なのは、読み始める前に、アウトプットイメージを明確化し、それに必要な要素を列挙し、その特定の情報だけを拾うような資料読み込みを提案をすることです。

8.一人一人が順番に意見を言うのは時間の無駄
たまに「それぞれ意見を順番に言っていきましょう」と提案する人がいますが最悪の提案です。大抵時間の無駄です。フレームに沿って、意見のある人が意見を言い、進めていけばいいです。この提案が来たら明確に阻止しましょう。

9.反論したい時もその前にメンバーの意見を肯定or確認
『一緒に働くうえでの気持ちよさ』は重要なので、意味わからん意見に対して反論したい時もコミュニケーションの基本を忘れてはいけません。しっかりと相手の意見を肯定、確認し『Yes,…but…』で反論しましょう。

10.メンバーの意見に対してコメント、質問する。メンバーの話を抽象化、具体化
傾聴力をアピールするために、メンバーの意見に対しての反応として自分の意見を言うというスタンスが有効です。また、「つまり~ということですね?」などの抽象化や、「例えば~ですね?」などの具体化を織り交ぜるとかなり優秀に見えます。

11.論理的矛盾、的外れな意見は必ず指摘して軌道修正
面接官にとって、的外れなな発言や論理的矛盾は一発で見抜けます。そこで感じた違和感に対してあなたがすぐにツッコミを入れたらどうでしょう?好印象なのは間違いないです。

12.ファシリテーターは誰かに任せて良いが、誰もいなかったら自分がやる
基本、議論は誰かがどんどん推進し、たたき台となり、それにメンバーがツッコミを入れることで形作っていきます(会社でも主担当が資料(たたき台)を作ってきて、皆で叩いて修正を繰り返すというケースが多いです。)逆にその構図がないと中々議論が進みません。ツッコむ側の方が楽で評価も得やすいですが、誰も推進側をやらないと全員落ちます。ちなみに、推進側も最後まで全うできたらかなり高評価です。

13.チームメンバーはライバルじゃない、仕事での会議を想定。全員を受からせる気持ちでやると受かる。あくまで“いいやつ”であれ
表題の通りです。GDでは、一緒に働きたいか?が如実に表れます。いいやつでいることが合格の条件です。全員を受からせるくらいの気持ちでいましょう。ライバルではありません。一つのアウトプットを共に作り出す仲間です。出し抜こうとか、蹴落とそうなんて思ったら自滅します。

14.おすすめのポジショニングは裏まわし
前提として、ファシリテーターは議論を前に進めるという貢献をしやすいので高評価を得やすいです。しかしリスクもあり、議論が変な方向に行ってしまったり、最後まで責任をもってリードできなかったりした際に低評価になり得ます。そこで、おすすめのポジションは『裏まわし』です。基本的に表立つことはなく、議論が行き詰った時にヒーローの様に登場して新しい視点でフレームを提供し、議論を前に進めます。このポジションができればノーリスクで高評価を得やすいです。

6-2.基本のフレームワーク

議論をする上で常に構造化が重要である。今物事を分解することで話があっちこっち行かず、深い議論が可能になる。一見初歩的だが使いこなせれば議論をリードできるフレームワークを紹介。

①認知→興味→行動
このフレームを知ってるかどうかでだいぶ変わってくる。人間がプロダクトやサービスを購入する際のフローを分解したもの。例えば、認知が十分あるものに対して、「SNSで拡散して認知を取ろう!」っていう施策は筋違いってことになる。それより、「知ってるけど興味がない。買いたいと思わない。」にテコ入れする施策が必要になる。こんな風にフローを分解することで、より正確な議論ができるようになる。
更に、「検索」「共有」などの項目をテーマに合わせて足すことを提案し、議論に幅を出せるようになれば上級者。
合言葉は、「今回の場合、ユーザーの購買フローって大きく3つに分かれると思っていて、認知→興味→行動の3フェーズに分けて考えてみるのはどうでしょう?」

②メリット・デメリット
日常生活で使うフレームだが、勿論GDでも使える。複数の並列したものを議論する上で、取りあえずメリデメを出してみるってのは定石。

③インパクト・実現可能性
主に施策を評価する時に使える。その施策による効果(インパクト)と、実現可能性についてそれぞれ点数をつけるなど。

④定性・定量
主に目標を定める時に使える。数字では表せないような内容は定性、数字で表せる内容は定量。それぞれ設定する場合が多い。

⑤ヒト・モノ・カネ・情報
主に企業の資産を分解する時に使える。どこに強みがあるか。どこがボトルネックかなど。

⑥ソフトスキル・ハードスキル
主にリーダーに必要なスキルとは?などの抽象系のお題で使える。語学やPCスキルなどはハード、行動力や傾聴力などはソフトにあたる。

6-3.議論を進める問いの立て方

GDやインターンでは、メンバーの力を合わせて自分一人では到達できないかったであろうアウトプットを出すことが重要。そこで人の頭を利用するような問いを立てる。以下に一例を示す。

①「目的ってなんでしたっけ?」
議論をブラさない為には常に目的を言語化することが重要。目的は売上向上?認知拡大?組織の活性化?人材の採用?ならどんな人材?これを他のメンバーに言われたら、やられたわ〜って思った方がいい。かなり高ポイント。

②「競合ってどこですかね?」
3C分析のCompetitorを思い出させる問い。目線を変えることで幅出しをする。競合が持っている優位性を言語化すると議論が膨らむ。

③「お客様の立場になって考えてみません?」
3C分析のCustomerを思い出させる問い。〇〇さんだったらこれ買います?なんてメンバーに振ってもいい。

④「じゃあなんで売れてるんですかね?」
一見人気のなさそうな商品でも、一定の客は付いている。その客が得ている嬉しさとは何だろうか?それを言語化し、その商品の強みとしてリブランディングしてみたらよい。

⑤「そのアクションを躊躇してしまう心理的要因って何ですかね?」
購入でも、参加でも、そのアクションを取る上で障壁となっていることがあれば、心理的側面から仮説を立てたい。行動の裏には常に心理的要因がある。

⑥「ターゲットって誰でしたっけ?」
ターゲットを絞り忘れている場合や、あるセグメントを深掘りした際にターゲッティングが抜けている場合がある。そんな時に高得点。

⑦「分解するとどうなりますかね?」
議論を進める上で構造化が極めて重要だが、構造化とはMECEに整理され、分解された状態。ばっくり大枠で考えている際に、構造化を促す。

7章 コラム

7-1.社員訪問ノウハウ(準備編)

①社員の探し方

就活は総合格闘技です。基本的にどんな手段も許容されます。がめつくさと謙虚さを併せて、自身の行動力を存分に発揮しましょう。

・大学のOB
 サークル・ゼミの先輩、キャリアセンター…etc
・知り合いの伝手
 教授の知り合い、親戚の同僚、友達の先輩…etc
・訪問させて頂いた社員に紹介して頂く
 社員訪問と必ずセットでお願いしましょう
・サービスを利用
 Matcher・ビズリーチキャンパス・OBトーク
・座談会等で名刺を頂く
 オフラインであれば、がめつくチャレンジ!
・フルネームからメアドを推測
 私は多用しました。大抵面白がって貰えますが、企業を選んで慎重に。

②社員訪問依頼メールテンプレ

メールテンプレ

件名:【社員訪問のご依頼】大学名+氏名
〇〇株式会社 〇〇 〇〇様
初めてメールさせて頂きます。(大学名)の(氏名)と申します。

・〇〇の〇〇様にご紹介頂き、ご連絡させて頂きました。
・先日の座談会イベントにて大変貴重なお話をお伺いし、その際に頂いた名刺からご連絡させて頂きました。等

私は貴社を第一志望として就職活動をしており、是非社員の方々に直接お会いさせて頂き、貴社のカルチャーや働きがいについてご教示頂きたいと考えております。

ご多用の所大変恐縮ではございますが、オンラインあるいはオフィス周辺にて、1時間程度お時間を頂けないでしょうか。
承諾頂ける場合、下記よりご都合の良い日時を指定頂けますと幸いです。
〇月〇日(〇)00:00-00:00(オンライン想定)
〇月〇日(〇)00:00-00:00(オンライン想定)
〇月〇日(〇)00:00-00:00(オフィス想定)
〇月〇日(〇)00:00-00:00(オフィス想定)
何卒宜しくお願い申し上げます。

署名

③ポイント

・とにかくあらゆる伝手を使って依頼しまくる
・どんな関係性の方でも最初は超礼儀正しく接する。謙虚さと感謝の気持ちを絶対に忘れない。社会人はマジで忙しい。社員訪問に対応するメリットなんてない。そんな中で完全に好意で対応してくれていることを忘れずに。それ故にちょっとした失礼・粗相でも結構印象を悪くする。
どんな企業でも第一志望と伝え、終始一貫して自己洗脳する。
・できれば印象に残りやすいオフラインで会いたい。ランチor終業後の時間で、直接会えそうであればオフィス想定と明記し、候補に入れておく
・前日、当日に欠かさずリマインドメールを送る。
自己紹介や就活の軸についてまとめた資料があれば事前にPDFで添付。少なくともメール本文に簡単な自己紹介を書いて送っておく。

7-2.社員訪問ノウハウ(当日編)

大きく分けて3つの内容を実施。 

①雑談(約10分)
②会社・業務についての質問(約20分)
③自分の就活について壁打ち(約30分)

①雑談

▪️ポイント
①まずは挨拶とお礼を伝える。
②堅苦しい学生は疲れる。元気で笑顔でフランクな感じでやりたい。

会話としては、こんな感じ。

・最近忙しいですか?
→出張とかあって結構忙しいねー
→へー!どこ行かれたんですか? 

・社員訪問に対応されるのは今年何人目くらいですか?
→5人くらいやったかなー
→へー!どういう伝手で依頼される感じですか?

・〇〇さんはどんな就活をされてたんですか?

②会社・業務についての質問

こちらも雑談、会話。尋問にならないように、返答に対して話を膨らませていきたい。

▪️ポイント
①コミュニケーションとして、楽しそうに話を聞く。
②自分の興味のある分野を深掘り、よりリアルな知識を付けていく。
③その会社専用のノートを作り、メモ。

質問はこんなイメージ。

・ぶっちゃけどんな時に仕事楽しいです?
・〇〇の分野に興味あって、御社としても注力していますかね?プレスリリースにこんな内容が出ていましたが…
・ぶっちゃけ、会社の好きなところ、嫌いなところってどんな感じですか?

③自分の就活について壁打ち

とにかく自分の就活の話をメインに時間を取りたい。慣れている方なら自然とこちらに誘導したり、質問したり、模擬面接っぽくしてくれるが、中々この話にならない場合、自分から誘導するしかない。

▪️ポイント
①あくまでその会社が第一志望。
②積極的に壁打ちをお願い。模擬面接をお願いしてもいい。とにかく話し慣れる。
③資料に纏めて添削を依頼してもいい。ESを見せても良い。

会話はこんなイメージ。

・私の就活の話で恐縮ですが、志望動機とかその辺りを聞いて頂いて、率直に感想を教えて頂く事とかって可能でしょうか?

・〇〇業界/御社が第一志望なんですよね〜
→へ〜なんで?を誘導

・将来〇〇をやりたくて、御社でそういうことってできるのでしょうか?
→なんでやりたいの?具体的にどんなことやりたいの?を誘導

7-3.キャリアビジョンの答え方

ここでは業界/業務の理解度がかなり露呈します。逆に言えば、高解像度で語れれば理解度/本気度が伝わりますので重要です。①②の流れで回答できると理想的です。

①目指したい姿を語る
・一流のビジネスマンになりたい。(+定義)
・世の中の〇〇を解決したい。
などなど

②ステップを分解する。

この際、下記のような軸で考えてみてください。

❶業務の種類軸
例えば商社であれば、トレーディング、出資、投資先管理、事業経営、子会社経営、事業開発、海外事業などの業務に分解できます。
一般的な会社であれば、営業、マネジメント、企画みたいな分け方もありますね。これらを自分の目指したい姿に合う形でステップとして並べます。

❷マネジメント規模軸
例えば、最初は一営業マンとして入ったとして、優秀であればマネージャーへと昇格していきます。徐々に多くのメンバーをマネジメントし、最終的には事業責任者を目指していきたい。というのは無難なプランですね。事業責任者というのは業務の種類が違うので❶とのコラボですが。

❸クライアント規模軸
コンサルや銀行など、クライアントビジネスの場合やはり優秀で昇格している人ほど大きなクライアントを任されます。徐々に大きなクライアントを担当できるようになりたいというトークはありです。

❹専門領域軸
例えばコンサルではIT・マーケティング・組織マネジメント・生産管理など複数の専門領域があり、それをどういう順番で強みとしていきたい、というトークはありです。

❺専門業界軸
これは❹に近いですが、自動車業界、メーカー業界、商社業界など、複数の業界に対して、どういう順番で専門に担当していきたいというトークもありです。

7-4.ベンチャー企業の突破法

面接の中で『成長』や『裁量権』という言葉を使う学生は要注意です。「成長ができる環境ってどんな環境か?」

①課題の難易度が高いか
課題の抽象度(ex具体:現場、抽象:経営)
関わるプレイヤーの数
課題の不明確さ
など、複数の要素によって難易度は変わる。

②どれだけ意思決定ができるか
仕組みが完成された仕事をマニュアル通りにきちっとやる仕事など、自分の思考がない仕事ではなく、自分の思考で課題解決ができる方が成長できる。これを裁量権と定義してもいい。

③どれだけ仮説検証を繰り返せるか
人間が成長(ここでは主に学習)する上で、仮説と検証はセットである。自分の仮説の結果が手元で分かり、PDCAを自力で回せる環境の方が成長する。分業していたりブラックボックス化していて「自分で考えたものを自分でやってみる」ことができなければ学習できない。

④正解のない課題か
これは①の課題の抽象度とほぼ同じだが、正解のない問題ほど難しく、様々な思考が求められる。「世の中に新しい仕組みを作る」などはまさに正解のない課題への挑戦である。

⑤自分の思考範囲を引き上げれるか
自分の思考のレベルは、自分より深く思考できる人によって広がる。同じ問題に取り組んだ時に、自分とは異なる考えや自分以上のアウトプットを見て、初めてその存在を認知し、思考範囲が広がる。

⑥複数のソフトスキルが求められるか
「思考する」ことは成長の根幹だが、ビジネス戦闘力は複数の要素からできている。「対人関係構築力」「対人折衝力」「マネジメント力」「プレゼン力」「傾聴力」など。できるだけ多くの要素が求められる環境がよい。

⑦当たり前基準が高いか
入社3年目くらいまでの「当たり前基準の高さ」は非常に重要だと言われる。例えば周りの社員全員が超絶即レスの文化なら、自分もそれが当たり前になり、一生その体質であろう。人は周りにいる5人の平均値になると言われるが、まさにそういうこと。

お疲れ様でした。定期的に、辞書的に見返してください。後悔のないように、全力で駆け抜けましょう!!!

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